EFHC WEB絵本 

『ミーファとシド』

ミーファの家

小さな町のはずれのコーヒー屋さんに、白い毛並みの猫の女の子、ミーファが住んでいました。
ミーファは人間でいうと7歳で、とてもやさしく、チーズケーキと音楽が大好きでした。

ミーファのママはコーヒー屋さんでパパは学校の先生なのです。
おいしいコーヒーとケーキがあるカフェのBGMの流れる家で幸せに暮らしていました。

チーズケーキとミーファ1
チーズケーキとミーファ2
チーズケーキとミーファ3

ある晴れた日曜日、ミーファは家の庭で、
ママが焼いたおいしいチーズケーキを楽しんでいました。

宇宙

…そのはるか彼方宇宙には、小さな宇宙船がありました。

宇宙船にはネズミのようなエイリアンのシドとAIの
赤いリンゴに目だけののイスと
青いリンゴに口だけのエスが長期の宇宙旅行を楽しんでいました。
次の星でおりたら燃料と食料を補給しようと考えていたのです。

しかし、その後方には黒く光る隕石が宇宙船に向かっていたのです。

ロケットの中1
宇宙2
ロケットの中2

宇宙船は隕石にぶつかり、

ミーファの住む町はずれの森に不時着したのです。

残念ながら、シドの宇宙船は故障してしまい、助けを呼ぶリモコンもこわれてしまいました。
大きな穴が開き食料や備蓄されていた荷物も落ちてしまったのです。
予備の食糧もありません。

宇宙船やリモコンを直すのにも時間と材料と助けが必要です。
シド達は困ってしまいました、そのとき、木の陰からミーファが現れました。

ケーキを食べている時、急に空が光り何かが森に落ちたのでそれを見にきたのです。

「なにが落ちてきたの?この辺かな?」

「あれ?どうしたの?泣いてるの?けがした?」


「チュウ…。」

シドはエイリアンなので言葉はミーファには通じません。
赤いリンゴのイスはしゃべれません。
青りんごのような姿のエスがシドの言葉を翻訳します。

シドのAI達

「…宇宙船がこわれて帰れないんだ。」

「おなかもすいてペコペコだよ。」

ミーファはシド達を助けてあげることにしました。
パパは困っている人がいたら助けてあげるんだよと、ミーファに教えていたのです。

「おなかがすいているなら、うちに来て、ママのおいしいチーズケーキをみんなで食べよう。」
「チュウ。」

シド達は喜びました。

ミーファのパパママ
ミーファとシド食事

ミーファはシドを家に招待し一緒にケーキを食べました。
ミーファのパパとママも宇宙から来た客人を驚きましたが、シド達を歓迎してくれました。

「チーズ!ケーキ!なんてこんなにおいしいんだ。世界中のチーズとケーキを食べて研究しなくちゃ。」

シドはチーズケーキが最高においしくて感動しましたが、
ミーファと家族に感謝の気持ちでいっぱいでした。
宇宙船がなおるまでミーファのうちにいてもいいんですって。

「ミーファ、宇宙船がなおったら、世界中のチーズを食べよう。」

「うん、楽しみだね、シド。」

ミーファとシドは仲良く語り合いました。
カフェからはひきたてのコーヒーの香りと心地よい音楽が鳴り響いています。

end